ハヤカワ「海外ミステリ半額セール」(9/19まで)。「ギムレットには早すぎる」でおなじみチャンドラーも。

ハヤカワで海外ミステリ本の半額セールが実施中。

史上最大規模の「海外ミステリ半額セール」開催中!(ハヤカワ)

主要電子書籍書店にて「海外ミステリ」およそ250点を対象とした半額セールが開催されています。

期間は9月19日(火)まで。

「史上最大規模」の半額セールだそうです。

確かに、ハヤカワのミステリ本のセールは珍しい。

個人的に、本件の目玉はレイモンド・チャンドラー

チャンドラーの文体はアメリカ大衆文学に大きな影響を及ぼし、ダシール・ハメットやジェームズ・M・ケインといった他の「ブラック・マスク」誌の作家と共にハードボイルド探偵小説を生み出したとされている。

レイモンド・チャンドラー – Wikipedia



ミステリー小説はほとんど読まないんだけど、チャンドラーは好きなんだな。

なにしろ、シブい。

以下、作中の有名なセリフ。

「さよならを言うのは、少しだけ 死ぬことだ」

(To say Good bye is to die a little.)

「タフでなければ 生きて行けない。

優しくなれなければ 生きる資格がない」


(If I wasn’t hard, I wouldn’t be alive. If I couldn’t ever be gentle, I wouldn’t deserve to be alive.)

「ギムレットには 早すぎる」

(I suppose it’s a bit too early for a gimlet.)

シビれますね。


チャンドラー本は以前、紙の本で読んだ。

しかし本は全般的に電子書籍に切り換えようと思い、紙本をすべて売ってしまったのだ。

一部は電子書籍で買い直したが、今回のチャンスにチャンドラー本をガバッと買い直すことにした。

今回のセール対象に入っているチャンドラー本は以下。

  • ロング・グッドバイ
  • さらば愛しき女よ
  • 湖中の女
  • プレイバック
  • 高い窓



更にチャンドラーではないが、前から気になっていた「熊と踊れ」もポチッと。


ちなみに、村上春樹がチャンドラーに影響を受けたと色んなところで語っているが、チャンドラー本の翻訳も一部している。

今回のセール対象の中で、村上春樹による翻訳の作品は「ロング・グッドバイ」。

(この本以外は清水俊二訳)

ロング・グッドバイ フィリップ・マーロウ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ロング・グッドバイ フィリップ・マーロウ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 作者:レイモンド チャンドラー
  • 発売日: 2016/01/29
  • メディア: Kindle版

個人的にも、一番好きな作品かな。

ハードボイルド探偵小説、というヤツです。

「ロング・グッドバイ」は、2015年に浅野忠信が主演でTVドラマ化された。

日本を舞台とした内容に翻案されていて「どうかな?」と思ったが、味わいがあってナカナカ良かった。

http://www.nhk.or.jp/dodra/goodbye/


映画版の「長いお別れ」は、松田優作「探偵物語」に影響を与えたそうです。

松田優作がこの映画にインスパイアされ、TVでは『探偵物語』、映画では『ヨコハマBJブルース』を生み出したことで知られている

長いお別れ – Wikipedia



久々のチャンドラー本。

今度の旅行先でチビチビ読もうかな、と。

ドーミーインの湯上がり処とかで(笑


そんな感じ。

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