5ヶ月で2度の墜落事故を起こしたボーイング「737 MAX 8」(エチオピア航空・ライオンエア)、ANAは2021年から導入
2019年3月10日、エチオピア航空の302便が離陸6分後にレーダーから消失。
墜落事故を起こして乗客157名が犠牲となった。
エチオピア航空302便墜落事故
墜落したのは飛行機はボーイングの新しい小型ジェット機「737 MAX 8」。
この機種は5ヶ月前の2018年10月29日にも、ライオンエア(インドネシア)の610便が墜落事故を起こしていた。
ライオン・エア610便墜落事故
ライオンエア610便もまた、離陸後すぐに墜落している(離陸後13分)。
墜落の原因は、まだ分かっていないが、「737 MAX 8」は離陸後の上昇になんらかの問題を抱えているのだろうか。
先行して調査が進んでいるライオンエア610便の事故については、少なくとも「迎角センサー」に問題があったところまでは確認されている。
ライオン・エア610便墜落事故11月6日、ウォール・ストリート・ジャーナルは、ボーイングと連邦航空局が発行した予備調査で、事故時にフライトディスプレイに誤った迎角が表示され、警報が作動していた可能性があると述べているという記事を掲載した。
機体の迎角センサーに異常があった場合、飛行コンピューターが失速していると判断し、意図しない急降下が発生する恐れがある。連邦航空局はボーイング737 MAXを保有する全ての航空会社に警告を通達した。11月7日、国家運輸安全委員会は事故機の迎角センサーに問題があったことを確認した。
「737 MAX」は、ボーイング737の第4世代の小型ジェット旅客機。
シリーズがいくつかあり、2度の墜落事故を起こしたのは「737 MAX 8型」。
| 737 MAX 7 | 737-700、737-700ERの後継機 |
|---|---|
| 737 MAX 8 | 737-800の後継機 |
| 737 MAX 9 | 737-900ERの後継機 |
| 737 MAX 10 | 737 MAX 9の胴体延長型 |
| 737 MAX 200 | 従来の主翼上非常口の他に胴体中央後方に非常用ドアを設置 |
日本の航空会社はまだ使っていないが、ANAが2021年から「737 MAX 8」の導入を予定している。
ANA 小型機2機種計48機の発注を決定
すでに「737 MAX 8」を運用している航空会社もたくさんあるが、2度の事故を受けて運行停止を決定する国・会社が続出。
EU・オーストラリア・シンガポールなどの航空当局が、運行停止を決定済み。
シンガポールと豪州も737MAX運航停止 – Bloomberg
EU、ボーイング737MAX運航停止 米にも圧力強まる – ロイター
Wikipediaによると、すでに31社が運用中断を決定。
15社は、まだ運用継続中。
ちなみにボーイング社といえばアメリカの会社だが、米連邦航空局(FAA)はまだ「737 MAX 8」についての対応を発表していない。
737MAXの最大保有会社であるサウスウエスト航空や、第2位のアメリカン航空など、アメリカの航空会社もまた運行中断を決定していない。
| 737 MAX 8の保有状況 |
|---|
| 中国南方航空(運用中断) |
| 中国国際航空(運用中断) |
| 中国東方航空(運用中断) |
| 海南航空(運用中断) |
| 九元航空(運用中断) |
| 山東航空(運用中断) |
| 深圳航空(運用中断) |
| 上海航空(運用中断) |
| 厦門航空(運用中断) |
| 奥凱航空(運用中断) |
| 福州航空(運用中断) |
| 昆明航空(運用中断) |
| 祥鵬航空(運用中断) |
| イースター航空(運用中断) |
| MIATモンゴル航空(運用中断) |
| ライオン航空(運用中断) |
| ガルーダ・インドネシア航空(運用中断) |
| シルクエアー(運用中断) |
| フィジー・エアウェイズ(運用継続) |
| スパイスジェット(運航を継続するか協議中) |
| ジェットエアウェイズ(運用中断) |
| SCAT航空(運用継続) |
| トルコ航空(運用継続) |
| コレンドン航空(運用中断) |
| フライドバイ(運用継続) |
| オマーン・エア(運用中断) |
| TUIエアウェイズ(運用中断) |
| S7航空(運用継続) |
| アイスランド航空(運用継続) |
| スマートウィングス(運用継続) |
| LOTポーランド航空(運用継続) |
| エンター・エア(運用中断) |
| エア・イタリー(運用継続) |
| ノルウェー・エアシャトル(運用中断) |
| エチオピア航空(運用中断) |
| コムエアー(運用中断) |
| ロイヤル・エア・モロッコ(運用中断) |
| モーリタニア国際航空(運用継続) |
| アメリカン航空(運用継続) |
| サウスウエスト航空(運用継続) |
| エア・カナダ(運用継続) |
| ウエストジェット航空(運用継続) |
| サンウィング航空(運用継続) |
| アエロメヒコ航空(運用中断) |
| ケイマン航空(運用中断) |
| ゴル航空(運用中断) |
| アルゼンチン航空(運用中断) |
自分が搭乗する予定の飛行機が「737 MAX 8」かどうかは、航空会社のHPなどで確認できる。
FlightStatsで確認する場合、便名を検索した後で「VIEW FLIGHT DETAILS」を選択。
※エチオピア航空602便の場合、便名は「ET602」
飛行機の安全性は年々向上しており、墜落など重大な事故に巻き込まれる可能性は、非常に低い。
とはいえ、近年でも平均すると年間500名ほどが犠牲になっているワケだが、「737 MAX 8」についてはエチオピア航空の157名、ライオンエアの189名と、立て続けに大型の事故を起こしている。
早急に問題が改善されると良いんですけどね。。。
ボーイング社からは、ソフトウェアのアップデート対応を数週間で行うと発表されてますが。。。
そんな感じ。



