グレッグ・イーガン「ゼンデギ」を読み終わった

久々にグレッグ・イーガンを読んだすね。

その名も「ゼンデギ」。

ゼンデギ (ハヤカワ文庫SF)

グレッグ・イーガンの本は大抵、自分には難しくて。

よく理解できないんですよね。

ただ今回の「ゼンデギ」は、最後まで楽しんで読めた。

まず、物語の骨子が「父子の家族愛」と分かりやすく、とっつきやすい。

題材も「バーチャルリアリティ」、「脳スキャン」と、比較的?に身近なもので。

それを卑近なモノと言って良いか分からないけど。

現代SF界最高の作家イーガン新作 

記者のマーティンは、イランで歴史的な政権交代の場に居合わせ、技術が人々を解放する力を実感する。

15年後、余命を宣告された彼は、残される幼い息子を案じ、ヴァーチャルリアリティ・システム〈ゼンデギ〉の開発者ナシムに接触する。

彼女の開発した脳スキャン応用技術を用いて〈ゼンデギ〉内部に〈ヴァーチャル・マーティン〉を作り、死後も息子を導いていきたいと考えたのだが……。

現代SF界を代表する作家の意欲作。



ただ、Amazonのレビューとか見てると、、、

「そうじゃないだろう」みたいな反応が多い模様。

読みやすいとか、そーゆーことじゃないだろう、イーガンは。

みたいな。

それはともかく。

親子愛みたいな意味では「あなたの人生の物語」を思い出した。

なんとなく。

あなたの人生の物語

こっちは母と娘のSFな物語。

心にしみ入る短編だった。

話は戻って、ゼンデギ。

「脳スキャン」のような倫理を揺さぶる技術に直面する、人や企業、宗教者たち、社会。

それぞれが逡巡しつつ、交差しつつ。

人生や、研究や、革命が、進行していく。

場所がイランというのも、いいよね。

西洋からイランに移り住んだ主人公<父>。

ちょっと文化の違い?からの葛藤とか、友情とか、あったりして。

個人的には、物語のラストの、こう、アレ?みたいな部分はあったんだけど。

そーゆー意味では、めっちゃ推しなのかっていうと、まぁアレですよね。

あと、前半はSFっぽくないストーリー展開が、ひたすら続く。

SFだけを期待すると、途中で不安になるのかも。

あれ?これ、いつ始まるんだ?みたいな。

そのうち始まるので大丈夫。

読み進めたら、脳スキャンとか始まるから。

次作の「クロックワーク・ロケット」。

これ、またハードな方向にいっちゃうらしいから、理解の地平線のむこう側にサヨナラかもしれない。

個人的には。

まぁ、読むけどさ。

出たら。

そう思いました。

tonogata
tonogata

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