ヒルトン沖縄瀬底リゾート
沖縄の瀬底島にある、「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」に宿泊した。
2020年に開業した新しめのホテルで、ヒルトン初の「ビーチリゾート」となっている。
ヒルトン沖縄瀬底リゾート

瀬底島は、那覇空港から車で90分。
本島とは橋でつながっているので、車で到達可能。
瀬底島にある「瀬底ビーチ」は、透明度が高いビーチとなっている。
ヒルトン側の触れ込みとしては「国内屈指の透明度を誇る瀬底ビーチ」(ヒルトン瀬底 リリース)。
なお、ヒルトンは沖縄の北谷に「ヒルトン沖縄北谷」や「ダブルツリー沖縄北谷」などもある。
ただしそれらはビーチに面していないこともあり、ヒルトン瀬底を「ヒルトン初のビーチリゾート」として謳っている模様。
今回は、そんなヒルトン瀬底に宿泊してきたので、そのメモにて。
それでは早速、レッツらゴー!!
透明度の高い「瀬底ビーチ」
瀬底ビーチは、パブリックビーチになっている。
いわゆる「プライベートビーチ」ではない。
その分、遊泳区域が広いし「海の家」もあったりして、いい感じのビーチだった。
ホテル客のみを当てにしたビーチだと、やたら遊泳区域が狭かったりするしね。。。
※ちなみに厳密には「沖縄にプライベートビーチは存在しない」

ヒルトン瀬底の敷地をでると、瀬底ビーチの入口の前にでる。
このビーチ入口の周辺には、一般客用の駐車場もある。
入口を通過して海を眺めると、すばらしい透明度だった。

海底はサンゴ・岩が多く、そのためか魚も多い。
南国らしい色鮮やかな魚が、水面の上から見えちゃうくらい。
海の家ではシュノーケリングマスクのレンタル(1000円)もあり、それで海中をのぞき込んでいる人も多かった。

海の透明度と魚の多さは、なかなかスゴいなと思いました。
泳いでいると、ツンツンと魚がつついてくる。
遊泳区域内でも、たまに魚が海面に跳ねている姿をみられる。
※ビーチにある海の家では「魚のエサ」(100円)を売っており、それを使うと更に魚が集まってくる
ちなみに瀬底島の近くには、同じく透明度の高いビーチとして水納島のビーチがある。
それとの比較でいうと、瀬底ビーチの方が魚が多かった(ただし海底はサンゴ・岩)。
一方で、水納島は海底が砂で泳ぎやすく、遊泳区域がもっと広い。透明度も水納島の方が上かな。
沖縄本島から船で30分の離島「水納島」(本部町)。海の透明度が抜群に高いクロワッサン・アイランド。
ちなみに、先述の通り海底はサンゴ・岩がちなので、マリンシューズは必須。
干潮時には監視スタッフが「浅くなってきたので、ケガ防止のため履き物をはいて海に入ってください」と放送していた。
※海の家でアクアシューズのレンタル(500円)もあり
留意事項として、特に大潮の干潮時だと泳げないくらい浅くなる。
干潮前後2時間くらいは泳ぎに適さない浅さになる場合があるので、潮位は事前にチェック。
例えば自分が行った日(中潮時)については、12時~16時は浅くて泳ぎにくかった。
つまり日中のほとんどの時間帯で、泳ぎにくい浅さになっていた。
海天気JP 瀬底ビーチの潮位

ビーチの遊泳可能時間は9:00~17:00。
それ以外の時間は泳げないので注意。
パラソル・チェアについては、ヒルトン宿泊者占用のエリアと、海の家でレンタルする一般客用でエリアが分かれている。
下図の右側(白いパラソル)がヒルトン宿泊者用で、受付で部屋番号と名前を伝えて無料で利用可能。
バスタオルはここでもレンタルできる。
※ホテルのプールにあるタオルをもってきても良い

一般客向けの方は、パラソル=1800円、チェア=1000円でのレンタル。
パラソルエリアの後ろには、ビーチパーラー(海の家)あり。PayPay対応。
カレーライス・タコライスなどが600円で売っているほか、かき氷や飲み物もあり。
自分はよく、ブルーハワイのかき氷(300円)を食ってました。

やはりブルーハワイこそ至高。
かき氷の色は「色が違うだけで、実は味は全部同じ」という話もあるが、そんなワケない。
ブルーハワイは、ハワイを感じる爽やかな・・・夏の味がしました。
なお、ビーチパーラーには座って食べる座席はなく、立ち食い用のテーブル(2~3人用)で食べるか、ビーチにテイクアウトして食べる形。
そのほか、自分はヒルトン沖縄瀬底リゾートのレストラン「アマハジ」でテイクアウト用のハンバーガーを買って、ビーチで食べました。
もとぶ牛を使用した「もとバーガー」(2000円)、肉厚・アツアツで美味しいハンバーガーでした。
ヒルトン沖縄瀬底リゾート テイクアウト

ビーチから、レストランに電話して注文。
「注文から提供まで30分はかかる」とのことで、30分後に取りに行った。
部屋付けにするとヒルトン「Like a Menber」割引の適用あり。
ゴールド会員の25%割引で、2000円→1500円となった。
ホテル・レストランのハンバーガーを、ビーチサイドで1500円で食えるのは安いなと思いました。
個人的によくビーチでホテルのハンバーガーを食うけど、もっと高くつくことが多い。
屋外プール・屋内プール
ヒルトン沖縄瀬底リゾートのプールは、ちょっと小さめ。
その点は、ちょっと残念だった。

とはいえ、自分が滞在したタイミングでは客数が少なかったので、結果的には便利に使えた。
自分の場合、以下のような使い方でした。
- 午前はビーチで過ごす
- 潮位が下がって海で泳げなくなる昼頃にはプールへ
- 夕方はまたビーチでひと泳ぎ
- 最後に再度プールへ
プールの方が遅くまで営業しているので、プールでその日を締めくくる感じですかね。
遊泳エリア | 営業時間 |
---|---|
瀬底ビーチ | 9:00~17:00 |
プール | 3-4月 10:00~18:30 5-6月 9:00~19:00 7-9月 9:00~21:00 10月 9:00~19:00 |
なお、こちらは有料のカバナ(3時間で5500円)もあり。
プールエリアにはドリンクを売るバーのみあり。
それ以外は、先述のアマハジのテイクアウトくらいしか飲食手段がなかった。
コロナの影響なんだろうけど、プール滞在時の飲食事情の乏しい感じ。
※プールをでて着替えれば、ホテルのレストランの昼食は、ある
そういう意味では、海の家があるビーチの方が、個人的には過ごしやすかったかな。
ただ、ビーチの後はやはりプールで締めくくりたい。
夕焼けを眺めるプールは、なかなか良かったデス。
なおガーテン・プールの前には大きな池がある。
これは何だろうな?と思って調べたら、「調整池兼修景池」ということだった。
陸地の土砂が海に流れ込まないよう、川からの水は池で一度土砂を沈殿させる必要があり、そのための調整池とのこと。
当社設計のヒルトンホテル沖縄瀬底島の調整池兼修景池が完成しました
ホテルにはそのほか、屋内プールあり。
ジャグジー付きの温水プールとなっている。

プールには、更衣室・シャワーが付属。
また屋内プールの入口で、バスタオルをレンタルする形。
朝食(ブッフェ)
朝食は、1階にあるレストラン「アマハジ」でいただきます。
朝食付きプランでない場合は、3600円/人。

朝食の種類は、ちょい少なめかな~。
いわゆる「豪華な朝食!!」という感じは、ない。
沖縄料理に関しては、豆腐チャンプル・沖縄焼きそばがあるくらい。

フルーツ・ヨーグルト・スムージーは充実していた。
その点は、嬉しかったですね。
- トロピカルグリーンスムージー(パイナップル・ココナッツ・ヨーグルト・リンゴ・ほうれん草)
- 甘酒バナナスムージー(甘酒・バナナ・豆乳・生姜)

エッグステーションはあり、その場でオムレツを作っていただける。
具材は複数指定可能。
そのほか、「瀬底エッグベネディクト」もあり。

自分は4泊ほどしたが、朝食は種類が多くはないので毎日同じような感じになった。
一方、割り切ってサラダ多めの爽やかな朝食となり、食い過ぎ防止になって良かったとも言える。

なお、朝食会場は奥の方に棚で仕切られた小部屋的なスペースがあり、ゴールド以上の会員はそちらに案内されるようだった。
※当方はゴールド会員
ヒルトンは他のホテルでもそういう運用をみかけたので、そういうのもあるんだな、と。
エグゼクティブラウンジ
エグゼクティブルーム・スイートルームの滞在客のみ利用できる、エグゼクティブラウンジ。
最上階の9階がエグゼクティブ用のフロアとなっており、ラウンジもそちらにある。
ラウンジでは、無料で飲み物・フードの提供あり。

今回はエグゼクティブルームに宿泊したので、このラウンジを利用できました。
このラウンジは、特にイブニングカクテルのおつまみが充実しており、非常に良かった。
最上階9階のため眺めもよく、ビーチとサンセットを眺めることができる。
夕暮れ時は、空の色がとにかくキレイでした。
日中は「オールデイスナック」として、お菓子が少しだけおいてある。
「SOYJOY」があるんだな、と驚きました。
そのほか、コーヒーなど飲み物もあり。

夜の「イブニングカクテル」の時間には、そこそこの種類のおつまみがセッティング。
お酒もあります。
オリオンビールに、サラミやオリーブ、デザートのミニケーキなど。

自分の場合は、外出する前にラウンジでちょっと食ってから出かけました。
ラウンジの後は「1時間超のウォーキングでダイエットに励み、コンビニでアイスを買い食いして終了」という健康的な日々を送っていた。

自分の滞在時はそれほど混雑してなかったのもあり、このラウンジは非常に居心地が良かったです。
ホテル周辺には飲食店が少なく、また店があっても営業時間も短い。
台風の時期でもあったことから、「雨が降ると外出が億劫になるかもしれないから、ラウンジは抑えておこう」と思ってエグゼクティブルームにしたが、正解だった。
部屋(エグゼクティブルーム)
宿泊した部屋は、エグゼクティブ・ルーム。
36㎡あるので、サイズ的にはそこそこ余裕があります。

写真が暗いですね。
失敗した。
それはともかく、このホテルはゲストルーム・デラックスルームも含め、スイートルーム以外は全て36㎡。同じ広さ。
エグゼクティブルームの違いは、「最上階の9階にあること」「エグゼクティブラウンジが使えること」になります。
あと、アメニティとかで細かい違いはあるかもしれないが、そこら辺は知らない。
風呂は、大きめの浴槽が素晴らしい。
シャワーもあり。

無料の水と、エスプレッソマシンの設置がありました。
両方とも、毎日補充される。

朝や夜に、ベランダ(椅子あり)でコーヒーを飲むのが最高でした。
最上階の9階ということで、眺めも良く。
とにかく「海の透明度がハンパないな」というのが、9階の高さからでもよく分かりました。
ヒルトンクラブ側「CHIM DON DON」
「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」の隣には、タイムシェア系の「ザ・ビーチリゾート瀬底 by ヒルトンクラブ」がある。
今回は、そちらのヒルトンクラブ側のお店でもメシを食ったので、そこら辺について。
ヒルトンクラブへの移動は、カートが使える。
ホテルのスタッフに声をかけると、乗せていってくれる。

とはいえ、徒歩3分ほどの距離なので、復路は歩きました。
ヒルトン側からみると、コインランドリーの前の道をまっすぐ歩いて行くだけです。
ヒルトンクラブの建物に入り、フロントの前を通り過ぎると、奥に「CHIM DON DON」(地図)。
簡単なショップになっており、軽食とテーブルもある。テイクアウトもあり。
※ヒルトンクラブがキッチン付きのタイムシェア・ルームなので、食材なんかも売っている模様

イートインのメニューは、沖縄そば(900円)・カレー(900円)・ホットドッグ(650円)など。
ヒルトン沖縄瀬底リゾート側でランチを食うとそこそこ高くつくのが、こちらだと気軽に「沖縄そば1杯」でイケるのが、いいですね。
周辺に飲食店が少ないだけに、貴重な戦力です。

支払いは、電子マネー利用可。
今回は沖縄そば(900円)をいただきました。
肉も2種はいってるし、普通に美味かったですよ。
なにより、空いてました(笑)

設備(コインランドリー・レンタル自転車)
ホテルの設備での留意事項としては、コインランドリー。
ビーチリゾートだけに利用者が多く、割と混み合っていました。
ホテルの口コミをみると、「ランドリーが混んでて使えない」という点が不評ポイントの中でも際立って多いようです。

洗濯コースは複数あり、選択可能。
- 洗濯のみ(40分・400円)
- 洗濯・乾燥(130分・600円/3kg)
- 乾燥のみ(10分につき100円/3kg)
混み合っているため、時間が終わる前にはランドリー室に戻って待機する必要あり。
洗濯物を放置するとスタッフに回収され、フロントにとりにいくことになる。
※貼り紙があり、「○番のランドリーは時間を過ぎても残っていたので回収しました。フロントまでとりにきてください」とあった
そのほか、ホテルにはレンタル自転車の設置あり。
離れのコインランドリーに行く途中、ホテルを出たあたりに自転車コーナーがある。
レンタルサイクル・サービス「CYCY(サイサイ)」によるレンタル。
使う予定がある場合は、あらかじめアカウントを作っておくと良いかも。

料金は、15分で100円。
最大12時間で1800円。
スタッフと話す必要はなく、アプリでレンタル・解錠して利用する仕組みとなっている。
周辺のコンビニ(ローソン 本部大浜店)
瀬底島には、コンビニはない。
瀬底大橋を渡って島をでると、本島側に「ローソン 本部大浜店」(地図)がある。

自分は毎晩のジョギングの代わりに、徒歩でコンビニに通っていた。
ホテルにはジムもあるが、元々「歩くのが好きだから」というのもある。
なんせコンビニには、毎日行く必要がある。
「沖縄ビーチリゾートの夜は、名護ひがし食堂ぜんざいバーで〆る」
それが当方のお気に入り。

ただし、徒歩でコンビニに行くと片道45分かかる。
ウォーキングが趣味の人以外には、オススメできない。
※車以外だと他に、レンタル自転車を使う手もある
趣味的な意味での「ホテルからコンビニへのルート」について言うと、「夜の瀬底大橋を歩いて渡る」のが楽しみだった。
橋の上は街灯もまばら。
本島側半分は街灯あり、瀬底島側半分は街灯なし。
予算の関係だろうか?

橋の上は強い風が吹き、ちょっとした夜景もあり。
楽しい散歩道であった。
注意点として、瀬底島内はほとんど街灯がない。
夜はトゥルー・ブラック、闇の世界に突入する。

スマホの懐中電灯機能を使うか、小さなライトを持参してもいいかもしれない。
ヒルトン沖縄瀬底リゾートの敷地周辺は、沖縄式の立派なお墓群があるというも、ポイント。
街灯なし、お墓あり。
またルートを間違えると、鬱蒼としたサトウキビ畑を真っ暗な中で突っ切ることになる。
4日間、夜の瀬底を散歩した当方からのアドバイスとしては、、、
- とにかく瀬底小学校を目指せ
- 小学校に『光』あり
- スマホ地図のルート案内は信じるな(闇の道に誘導される)
小学校(地図)は夜でも先生が残業してたりして、灯がともっている。
またその辺りは民家も多少ある。
それ以外のルートは、だいたい真っ暗闇&鬱蒼とした木々・畑への突入を余儀なくされる。
動画(部屋からビーチまで)
部屋(エグゼクティブルーム/9階)から、ビーチまでのウォークスルー動画を撮ってきた。
iPhone13 Proにて撮影。
※朝早い時間のため、海の透明度があまりよくないように見えるかも
アクティビティ(水納島)
ホテルの近くには、本島側に「美ら海水族館」がある。
また海がキレイな離島として、水納島もあり。
渡久地港からフェリーで30分。
※渡久地港に駐車場あり
※もしくはタクシーで渡久地港まで1200円だった
「ザ・ビーチゴルフクラブ」と「瀬底ビーチリゾート」からの経緯
ここから先は、蛇足にて。
「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」のある場所は、以前はホテル計画が頓挫した「廃墟」だったらしい。
現在でも、その廃墟の名残が見受けられる。
ちょっとUPG絡みで関心があったので、ググってみた結果のメモ。
- 1994年
- 海辺のゴルフ場「ザ・ビーチゴルフクラブ」開業(株式会社ザビーチ)
- 参考:当時の様子
- 2006年
- 「ザ・ビーチゴルフクラブ」閉鎖
- 2009年
- 2015年
- 森トラストが(合)瀬底ビーチプロジェクトより土地を購入
- 以降、「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」の建設へ(大成建設)
- 2020年
後半の経緯については、本部町の町議会議事録にもまとまっている。
瀬底島西側のビーチを活用した瀬底プロジェクトについてですが、これまでの経緯といたしまして、平成19年9月に、瀬底ビーチプロジェクトと大成建設が工事請負契約を締結し、開業に向け準備を進めておりましたが、瀬底ビーチプロジェクトへの出資企業である都市デザインシステムが民事再生法の手続開始に伴い、平成20年8月に建設工事を中断しているところであります。
平成28年第8回本部町議会定例会会議録
以降は、債権者である大成建設が事業継承に向け窓口となり、この間、100社以上と交渉を進め、昨年12月末には、国内有数のディベロッパーである森トラストとの売買契約がまとまっております。
本年1月には、その時点で森トラストの、当時は専務でありましたが、現社長の伊達社長も本町に来町をしており、また私も1月に森トラスト本社を訪ね、現社長と意見交換をしてきているところであります。
ことしの2月末には、所有権が移転をしており、開業に向けた手続を森トラストのほうで諸条件の整備に向け調整を進め、現在、事業開始に向けて進めているところであります。
今後の事業計画の中身といたしましては、滞在型リゾートホテルの建設を計画しており、月1回ほど開発手続やインフラ整備、協定書についての調整会議を行っております。
大まかな建設内容としましては、敷地北側でのホテル建設計画を進めたいとの意向が示されており、地域に対してもその説明で調整を進めております。現段階では、詳細設計について調整をしている段階であり、関係法令等の手続についてやりとりを行っているところであります。
本町にとりましても、本事業の成功は町振興の大きな起爆剤になるプロジェクトと捉えており、開業に向けて私ども積極的に支援をしてまいりたいと思っております。
廃墟ビューのメリット
現在の「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」の敷地には、旧・瀬底ビーチリゾートの廃墟が一部、まだ撤去されずに残っている。
例えば、下記の瀬底ビーチリゾートのフロアマップ(9階)で言うと、部屋番号1903~1905のエグゼクティブルームは北側の海に面しており、窓の外にその廃墟が見受けられた。

部屋番号1903~1905から見える実際の景色は以下の通り。
旧・瀬底ビーチリゾートのヴィラ棟(未完)が、残っている。
※森トラスト/大成建設が地元民向けに開いた建設説明会の資料によると、これは旧ヴィラっぽい

ちなみにコインランドリーやスパは、旧ヴィラの建物を再利用している。
ヴィラの中でも、再利用されているものと、空き家のママで残っている建物がある形。
興味本位でホテルの人に「アレって、なんで撤去しないんですか?」ときいたところ、できれば再利用した方がいいとか、地元の人の意見だとか、まぁ、いろいろあるらしい。詳しくは不明。
未使用の建物を拡大すると、以下のような感じ。
※建物の中に草木が入り込んでいるのが見える

ほい。
ちょっと話が長くなったが、ここからがチャームポイント(可愛らしいところ)。
今回、自分はデラックスルームで予約しつつ、アプリから「eStandby Upgrade」(有償アップグレード)を申請してワンランクアップのエグゼクティブルームを狙っていた。
チェックイン時までアップグレードOKの音沙汰はない一方で、ヒルトン公式サイトから空室状況をみると、まだエグゼクティブルームはまだ空室があるようだった。
「空室はあるけどUPG枠としてはクローズしたのかな?もしくはチェックイン時にUPG確定?」と思いつつ、当日フロントへ。
チェックイン時に有償アップグレードの結果をきいてみると、「空きがもうなくて~」とのこと。
ということは、UPG枠としてはもう空室ナシか。残念。
一応「現時点での公式HP予約の料金に差額払いでUPGするって可能ですか?」とフロントにきいてみたところ・・・
フロントのスタッフが「実は部屋番号1903~1905のエグゼクティブルームは空いてるんだが眺望が悪い(廃墟がみえる)というクレームが非常に多いのでUPG用としては案内してない。でも、もしそれで良ければUPGするよ?」とのことだった。
丁寧に、フロアマップを出してきて説明してくれた。
個人的に「廃墟がみえる」とか全く気にならないので、UPGをお願いした。
すると有償UPGでもなく無料UPGするとのこと。話の途中まで有償UPGと思っていたのでビックリ。
ラッキー!!
当方ゴールド会員だが、ゴールド如きが「ハイシーズンのビーチリゾートでエグゼクティブUP」は、結構ラッキー度が高いと思われる。
ヒルトンはUPGでもラウンジが使えるので、かなり助かりました。
この「廃墟ビュー」がイヤだという人が多いらしいが、個人的には風情があって良かった。
夕焼けに廃墟が映えて?、テラスで酒飲みながら眺めるには最高。
あと「廃墟ビュー」ルームの方が、景色的に海が近くなるかと思います。
↑写真の通り、透明度の高い海が眺められる。ホントに海がキレイ。
更に「廃墟ビュー」ルームはUPGに使われず空室率が高い。
そのため滞在中はずっと左右の隣室が空き状態だった。
隣部屋の生活音も一切きこえず、快適そのもの!!
これは、かなりレアな厚遇状態だ。
※4泊したが1903~1905を使ってたのは自分だけ。それ以外のエグゼクティブルームは満室じゃない程度ではあるが割と埋まってた
ということで、結果的にはめっちゃ良かった。
まとめ
- ビーチは透明度がかなり高く、海の家もあっていい感じ
- ラウンジは、眺め良し・飲食良し
- プールは小さめ、朝食は普通
- 周辺に飲食店・コンビニが少ない
- 色々あるが、ビーチ環境がとにかく良いので個人的には気に入った
ほい。
そんな感じ。