アメリカン航空 Loyalty Point

アメリカン航空がステータス制度変更、遂にクレカ決済のみでステータス獲得可能に

アメリカン航空 Loyalty Point

ステータス制度にLoyalty Point導入

アメリカン航空のロイヤリティプログラム「AAdvantage」が、2022年からステータス制度を大きく変更する。

公式サイトはこちら。
Earning AAdvantage® status just got simpler

今までのEQM・EQD・EQSによる計算を廃し、「Loyalty Point」に一本化してシンプルにする。

マイル獲得時に同数の「Loyalty Point」が得られ、そのポイント数でステータスが決まる。
1マイルにつき、1ポイントが得られる形。

アメリカン航空 Loyalty Point

各ステータスに必要な 「Loyalty Point」 は、以下の通り。

ステータスステータス基準
(Loyalty Points)
oneworld
ステータス
平会員
Gold30,000 ポイントルビー
Platinum75,000 ポイントサファイア
Platinum
Pro
125,000 ポイントエメラルド
Executive
Platinum
200,000 ポイントエメラルド

「Loyalty Point」 はマイル獲得時に得られるワケだが、今回の変更の目玉は「提携クレジットカードによる獲得マイル(獲得 Loyalty Point)だけでも、ステータスが得られる」という点。

つまり飛行機に一度も乗らずに、クレカ決済のみでステータス獲得が可能。
これを本式の制度として取り入れたのは、メジャーな航空会社ではアメリカン航空が初じゃなかろうか。

例えばゴールドステータスについては、年間3万ドル(約340万円)の決済をすればOK。
最上位の「Executive Platinum」であれば、年間20万ドル(約2200万円)。
※米系のAA提携クレカは、基本的に1ドルにつき1マイル獲得

ただし、「Loyalty Point」 が貯まらないマイル獲得経路も、ある。

例えば、クレカのキャンペーン・マイル(入会ボーナス含む)や、アメリカン航空内でのキャンペーンによるボーナスマイルは対象外。
加えて、アメリカン航空でのマイル購入・accelerators・multipliers・他社ポイントからの交換なども対象外。

フライトマイルにしろ、クレカでのマイルにしろ、ベースマイル(使った金額に応じたマイル)が 「Loyalty Point」 の対象となる。

なお、日本はアメリカン航空の提携クレジットカードは存在しない。
唯一「りそな / AAdvantage® VISA カード」があったが、2021年11月に終了予定となる。

クレカ決済でのステータス獲得はお得か

年間300万円や2000万円をカードで決済するだけでステータスを獲得することも、今後は可能になる。
特に法人決済をしている人には、クレカ決済はイージーな方法かもしれない。

ただ一般的な意味では、クレカ決済はメジャーなステータス獲得手段にはならないかも。
あくまで補助的な手段というか。

クレカ決済だけでステータス獲得可能になったといっても、依然としてフライトの方が効率的ではある。

アメリカン航空は2016年に金額ベースの加算マイルに移行しており、獲得フライトマイルは1ドルにつき5マイル~。
ステータスによって、エリートボーナスも加算される。

ステータスフライトマイル
(1ドルにつき)
平会員5マイル
Gold7マイル
Platinum8マイル
Platinum Pro9マイル
Executive Platinum11マイル

更に座席クラスによるキャビンボーナスも加算されるが、こうしたエリートボーナス・キャビンボーナスは 「Loyalty Point」獲得の対象となっている。

一方で、提携クレジットカードについては、現在アメリカで発行されているカードは基本的に「1ドルにつき1マイル」となる。

このため、フライトの方が1ドルあたりで稼げる 「Loyalty Point」 が格段に大きい。

ただし。

公式FAQによると、「1ドルにつき2マイル(2 Loyalty Point)稼げるカードもある」ということなので、米国以外ではそうしたカードがあるのかもしれない。

Base miles earned vary by credit card type and issuing bank.
For example, most AAdvantage® credit cards earn 1 base mile per US$1 spent on eligible purchases, but some earn .5 base miles per $1 spent, others 1.5 miles or 2 miles, etc.

いずれにせよ、規約的には「そうしたベースマイルが高いカードがでてきても、そのまま Loyalty Point に換算する」という考え方であるようだ。

まとめ

コロナ禍を経験した航空業界にとって、非航空分野での収益強化は普通に考えられる流れだとは思いました。
クレカって、儲かるらしいですからね。

ただそれ以前に、旅行業界については2015年のUA・デルタにおける「獲得マイルの金額ベースへの移行」に始まった、「現金本位制」の動きが粛々と進んでいるように思いました。

現在の航空・ホテル分野では更に現金連動の動きが進み、「ロイヤリティ・ポイント利用時のダイナミック・プライシング」が広がってきた。
直近のニュースでは、マリオットのアワードチャート廃止とか。
※ヒルトンとかIHGしかり、航空会社のマイル利用しかり(日本ではJALの「いつでも特典航空券」とか「JAL国際線特典航空券PLUS」)。

今回のAA変更については、最近ではANA・JALも実験的に開始している「ステータスも現金連動ね」の流れですね。

こうした流れは、今後も続いていくかなとは思います。

ほい。

そんな感じ。