村上春樹の小説が電子書籍になってて驚いた。レイモンド・チャンドラー翻訳本や「心臓を貫かれて」など。

Amazon見てたら、村上春樹の小説が電子書籍になってて驚いた。


村上春樹というと、「(小説は)絶対に電子書籍にはならない」というイメージ。

それが去年、初めて電子書籍化された、と。

全然知らなかった。

ページが見つかりません – SANSPO.COM


色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)


最近のやつは全然読めてないので、電子書籍で入手して、いつか読んでみたいな、、、と。


あと、個人的には翻訳小説が好きなので、そっち系はどうかな?と思ったら。

村上春樹翻訳のチャンドラー本、私立探偵フィリップ・マーロウのシリーズが、バッチリkindle化。

うぉおお!

俺氏、大歓喜!!


ロング・グッドバイ フィリップ・マーロウ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ロング・グッドバイ フィリップ・マーロウ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

※「ギムレットを飲むには早すぎる」でご存じ、「ロング・グッドバイ」(長いお別れ)


ちなみに最近は、ずっと原尞の本を読んでたんですよね。

私立探偵 沢崎シリーズ。

毎日、電車で少しずつ読み進めて、多分あと数日で既刊本の最新刊「愚か者死すべし」を読了。


そして夜は甦る

そして夜は甦る


原尞はチャンドラーを随分と尊敬しているようで、後書きでもマーロウのことを語っていたりした。

それを読んでて、「久しぶりにチャンドラー本を読みたいなー」と思っていたところ。

チャンドラー本(by 村上春樹)が電子書籍化されたのを知って、ナイスなタイミングだな、と。


そういえば。


自分はもう何年も前に所有していた本をほぼ売ってしまって、手元にちょっとしか残してない。

30冊か、40冊か、まぁそれくらい。

ほとんどSF小説。

それで、村上春樹については「心臓を貫かれて」という翻訳本だけは、どうしても手放す気になれず、まだ本棚に残っている。

これは村上春樹の翻訳本では一番印象に残るというか、爪痕を残す本だった。


心臓を貫かれて〈上〉 (文春文庫)

心臓を貫かれて〈上〉 (文春文庫)


内容は、マイケル・ギルモアという、ローリングストーン誌にも記事を書いてる音楽ライターの、自伝的ノンフィクション。

兄がアメリカで有名なゲイリー・ギルモアという死刑囚で、それが本書の出発点になる。

なぜ兄は「そんなこと」になったのか?あるいは自分は?

ゲイリー・ギルモアの死刑や、今の自分に帰結するまでの「過程」とは、なんだったのか?

数世代前から続く、おどろおどろしい悪霊に取り憑かれた、ギルモア家の歴史。

暴力と、嘘と、ゴーストにまみれたクロニクル。


実際のところ、ギルモア家の歴史にはゴーストがちょいちょい顔を出す。

そーゆーところで、村上春樹の文体が本書に合っていて、なかなか得がたい貴重な本だったな、と。

電子書籍には、まだなっていないので、出たら買いたい(そして紙の本を売りたい)な、と。


それでまぁ思い出したように、マイケル・ギルモアの名前で検索してたら、ローリングストーン誌で「ゲーム・オブ・スローンズ」の話を書いたりしてるのをみて。

お?、と思って。


そういえば「ゲーム・オブ・スローンズ」、、、

ニュース:『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン6、"日米完全同時"で放送スタート! | 海外ドラマNAVI

きたコレ。


ついに新シーズンが4/25から開始だと。。。

しかも、テレビドラマが原作を追い抜いた。

ジョージ・R・R・マーティンによる原作シリーズの最新作の刊行が遅れているため、この最新シリーズはついに原作を追い越す形でお披露目される。



いやー、マジ楽しみ。

一時的にスカパー入ろうかな?

どうしよう。。。


んー。


そんな感じ。


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