燃油サーチャージが値上げ、8月発券分からゾーンDへ

燃油サーチャージが8月購入分から値上げ

JALが2019年8月購入分からの、燃油代(サーチャージ)の値上げを発表した。

2019/8/1からの発券分に適用される。

※HP上での記載料金は「片道分」なので注意

※ANAもそのうち同額で発表すると思われる

現在は、JAL燃油サーチャージの価格テーブル上で「ゾーンC」。

8月からは1段階高くなって「ゾーンD」となる。

値上げ後の燃油サーチャージは、欧州・北米の往復で2.8万円となる。

(値上げ前は2.1万円)

燃油代 ゾーン A ゾーン B ゾーン C ゾーン D ゾーン E
韓国
極東ロシア
200円
往復400円
300円
往復600円
500円
往復1000円
1000円
往復2000円
1500円
往復3000円
中国
台湾
香港
500円
往復1000円
1500円
往復3000円
2500円
往復5000円
3500円
往復7000円
4500円
往復9000円
グアム
フィリピン
パラオ
ベトナム
1000円
往復2000円
2000円
往復4000円
3000円
往復6000円
4000円
往復8000円
5000円
往復10000円
タイ
シンガポール
マレーシア
1500円
往復3000円
3000円
往復6000円
4500円
往復9000円
6500円
往復13000円
8500円
往復17000円
インドネシア
インド
スリランカ
ハワイ
2000円
往復4000円
4000円
往復8000円
6000円
往復12000円
8500円
往復17000円
11000円
往復22000円
北米
欧州
中東
オセアニア
3500円
往復7000円
7000円
往復14000円
10500円
往復21000円
14000円
往復28000円
17500円
往復35000円
ケロシン
価格
6000円以上
7000円未満
7000円以上
8000円未満
8000円以上
9000円未満
9000円以上
10000円未満
10000円以上
11000円未満

※「ゾーン」はJALの呼称だが、どうせテーブルがANA/JAL同じなので

ANAもJALも、シンガポールケロシン市況価格の2カ月平均に連動して燃油サーチャージを決定している。

直近2ケ月のシンガポールケロシン市場価格(ドル)を、同期間の為替レート平均(円)で計算。



なお、燃油サーチャージが(明示的に)値上がりするのは、国際線のみ。

国内線については燃油サーチャージがチケット代に含まれており、内訳は明示されていない。

とはいえ国内線も燃油を使って飛んでいるので、季節ごとのチケット代改定の中で「ふわっ」と料金の中に反映されているものと思われる。

「ふわっ」と。

知らないけど。


なおANA/JALとも、特典航空券を発券する場合には別途燃油サーチャージが必要。

運賃分はマイルで無料になるが、燃油サーチャージは現金で払う必要がある。

そのため、もし特典航空券を発券する予定がある場合、8/1より前に発券した方が安くすむ。


燃油サーチャージの推移(2013年~2019年)

燃油サーチャージについては、最近は連続して値上がりしている。

詳細は、「燃油サーチャージ価格と推移」を参照。

なお、燃油サーチャージの変更は「2019/8発券分」から。

ただ8月以前に購入したチケットでも、8月以降に「変更」をすると「燃油サーチャージ」も変更となる可能性あり。

2017年11月16日(木)に実施した、旅客サービスシステムの刷新について – JAL国際線

航空券には、旅行開始日に適用される購入時に有効な運賃・料金が適用されます。

航空券購入後に運賃・料金の値上げ、値下げがあった場合、航空券変更時に適用となる運賃および燃油特別付加運賃/航空保険特別料金が変わります。

出国税は1月開始済み

2019年1月から、「国際観光旅客税」(通称:出国税)として1000円の税金が徴収されている。

これは日本人も海外からの観光客も、徴収される。

日本人の場合、海外行きのチケットを買う際に、航空券の代金に含まれて徴収される形。

国税庁 国際観光旅客税について

「国際観光旅客税」は、原則として、船舶又は航空会社(特別徴収義務者)が、チケット代金に上乗せする等の方法で、日本から出国する旅客(国際観光旅客等)から徴収(出国1回につき1,000円)し、これを国に納付するものです。

「出国」につき1000円なので、海外旅行1回(往復)で1000円/人。


そんな感じ。

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