JCBと三菱UFJニコスがプライオリティ・パス特典を改悪、飲食など非ラウンジに制限

JCBと三菱UFJニコスがプライオリティ・パス特典を改悪

JCBと三菱UFJニコスが、クレカ付帯のプライオリティ・パス特典(PP)を改悪。
飲食店など非ラウンジではPPの利用に制限がつくようになる。

JCBは2024年10月31日以降、国内の非ラウンジ施設が対象外となる。
海外は非ラウンジも引き続き対象。
JCB – プライオリティ・パス旅行特典のご利用に関する改定について

三菱UFJニコスは2024年10月1日以降、全ての非ラウンジ施設が対象外となる。
三菱UFJニコス – 海外空港ラウンジサービス プライオリティ・パス

日本のクレカ付帯PPでは、アメックスが2019年に「非ラウンジはPP特典の対象外」としていた。
以降、それに続くカード会社はなかったが、今回JCBと三菱UFJニコスが同様に非ラウンジに制限をつけることとなった。

クレカラウンジお食事リフレ
ッシュ
ご休憩
アメックス×××
三菱UFJ
ニコス
×××
JCB
国内不可

国内不可

国内不可

プライオリティパスの提携施設は、ラウンジ・お食事・リフレッシュ・ご休憩などのカテゴリがHPに記載あり。

プライオリティパス 施設カテゴリー

今回制限の対象になっているのは、ラウンジ以外。

以下、JCBのお知らせ。
JCBの場合、日本での非ラウンジは対象外だが、海外であれば制限ナシ。

JCBカードのザ・クラス会員、プラチナ会員、ゴールド ザ・プレミア会員の付帯サービスである、プライオリティ・パスについて、2024年10月31日(木)よりプライオリティ・パス旅行特典のご利用に関する改定を実施いたします。

2024年10月31日(木)7:59PMまで
プライオリティ・パス社が提供する国内・日本国外のすべての提携施設が利用対象

2024年10月31日(木)8:00PM以降
プライオリティ・パス社が提供する国内の「ラウンジ」施設および、日本国外のすべての提携施設が利用対象

2024年8月時点で国内の「お食事」「リフレッシュ」「休憩」等に該当する施設は利用対象となりません。
利用対象とならない施設は、プライオリティ・パス社ウェブサイトのラウンジ情報にて「お食事」「リフレッシュ」「休憩」のカテゴリに表示される施設を指します。

JCB – プライオリティ・パス旅行特典のご利用に関する改定について

JCBの対応をみるに、特にコスト増となったのは「国内の飲食施設」でめっちゃ利用者が増えたからなんだろうな。

以下、三菱UFJニコスのお知らせ。
こちらではダイレクトに「飲食店とマッサージ店の利用が増えて、コスト増に耐えきれなくなった」と説明している。

三菱UFJニコスでは、プラチナ会員さまにフライト前のひとときを空港ラウンジでお過ごしいただくため、プライオリティ・パスを無料でご利用いただいておりますが、昨今、空港における飲食店舗やリフレッシュ施設等でのプライオリティ・パスのご利用が大変増加しております。

それに伴い、本サービスに関連するコストが増加しており、本サービス自体のご提供を続けることができなくなるおそれがございます。

そのため、三菱UFJニコスおよびフランチャイジー各社のプラチナ会員さまがお持ちのプライオリティ・パスは、2024年10月1日より、無料でのサービスのご提供を空港ラウンジのみといたします。
飲食店舗やリフレッシュ施設等でご利用された場合、ご利用料金を負担いただく場合がございますので、あらかじめご留意ください。

三菱UFJニコス – 海外空港ラウンジサービス プライオリティ・パス

「負担いただく場合がございます」とあるが、負担いただかない場合もあるのか?
不明。

ということで・・・

飲食店などでの利用が増えて、クレカ会社にとってコスト増となった形ですかね。

クレカ付帯のPPは、ラウンジ利用1回につき、利用料がクレカ会社に請求される仕組み。
ある人が出発前に「飲食店」+「ラウンジ」と2回使うとその分のコストが発生するし、「今日はラウンジは寄らなくて良いけどメシは食いたいな」ってこともあるだろうから、利用者のPP利用頻度が増えちゃったんだろうな。
「空港ラウンジ」ビジネスの舞台裏。ラウンジ会社がプライオリティ・パスや航空会社に請求する料金など。

一方、プライオリティ・パスは2017年頃から「非ラウンジでのPP提携拡充+値上げで単価UP」を粛々と進めている。

それが花開いて飲食店などの提携店が増えつつ、コロナ禍明けで旅行者も順調に増えて・・・。

PP提携店に飲食店などが増えて喜んでたけど、まぁ、実際に提携店が増えるとこういうことにもなっちゃうか。

しょうがないね。

他社のPP特典はどうなる?

本件に先立つ2023年11月、楽天カードがPP特典を「年5回まで」に改悪していた。
楽天カード以外でも、最近は回数制限がつくクレカ付帯PPが増えてきた。

楽天プレミアムカードのプライオリティ・パスが年5回までに変更、ポイント還元率も改悪

カード会社がPPコスト負担増に対応する意味では、いくつかシナリオ分岐がありそう。

  • PP利用回数に制限をつける「楽天シナリオ」(楽天プレミアムカード)
  • 非ラウンジを全て対象外にする「AMEXシナリオ」(アメックス・三菱UFJニコス)
  • 国内の非ラウンジを対象外にする「JCBシナリオ」(JCB)

現時点では何も発表されていないセゾン・アメックスやエポスカードなども・・・
そのうち、なんらか動きがあるかもしれない。

これを機にいくつかチェックしたら、ジャックスカードがいつの間にか「年6回まで無料」に変更されていた。
つまり楽天シナリオ。
https://www.jaccs.co.jp/platinum_lp/travel/priority-pass.html

回数制限をつけてるカードは、今のところ「非ラウンジは対象外」としていないものがほとんどだが、「回数制限+非ラウンジ対象外」というダブル・スキルを発動するカードも、そのうち出てくるかもしれない。
アメックス・ゴールドなんかは、すでにそうなっている(年2回+非ラウンジ対象外)。

逆に制度変更しないカードがあるとすると狙い目になるので、今後の動きに注目したいところ。

ほい。

そんな感じ。

tonogata
tonogata

11件のコメント

  1. こんにちは~
    いつも究極に参考にさせて頂いています。
    ダイナースは利用回数が年間10回ですが他のカードとは真逆で国内レストラン等は回数無制限です。
    海外利用のラウンジのみ10回までという変わった規定です。
    PPと提携してるので使用できる施設もほぼ同じです。
    ご参考になれば幸いです。

      • 私もそう認識していたのですが10回以上利用しても料金が請求されなかったのでデスクに問い合わせたら「国内の施設は全ての利用回数制限の対象外」と言われました。
        最新の規約が変わっていたらすいません。

    • どもども。
      情報ありがとうございます。
      公式サイトの詳細な記載は見つからなかったですが、「海外空港ラウンジの年間利用回数は、ダイナースクラブカードでの利用回数とプライオリティ・パスでの利用回数を合算してカウントし、10回まで無料とします」とあるだけだったので、ラウンジと非ラウンジを区別していない感じでしょうかね~。
      国内ラウンジは回数無制限=国内空港なら飲食なども「国内ラウンジ」カテゴリ?
      あとダイナースはコンパニオンカードでMastercardプログラムにも対応してるし、PP関連が割と充実してますね。

  2. 黒茄子持ちですが、最近、初めて国内レストラン特典を使用(コロナ前のその昔、海外の空港のレストラン特典は使った経験はあり)して、味をしめたところなので⋯なんとか勘弁していただきたい。
    レストランは最悪どうでもいいですが、セントレアの銭湯だけは⋯何卒⋯。

    • 私も東海人なのでお気持ち良く分かります。
      黒茄子はコロナ禍の時に解約してしまいましたが流石に大丈夫じゃないかと。
      セントレア発は早朝便が多いので前乗りして前日に食事して風の湯に入ってホテルで泊まるルーティンでしたが、いつの間にかPPの規約が搭乗便の「24時間前」から「当日」に変更されていてそれも出来なくなってしまいました。
      無念…。

    • どもども。
      セントレアの露天風呂は、自分も一度だけ行ったことがあります。
      その時はPPでなく、普通に現金で使ったと思いますが、あれはよい風呂ですね~。
      https://www.bousaid.com/2016-03-18-085943/
      もう一度行きたいです。
      ただ、今後PPで使うのは難しくなるかもしれないですな。。。

  3. こんにちは。
    私はJCB付帯のPPを使っていたこともあり、三菱UFJニコス・楽天プレミアム付帯のPPは発行していなかったのですが、楽天プレミアム付帯のPPを発行することにしたいと考えています。
    JCB付帯のPP、同伴者の取扱いが優れていたので、重宝していましたが…残念です。

    • どもども。
      JCBのPPは同伴者条件が良かったんですな。
      自分も楽天プレミアムをひさびさに作ろうかなと思ってます。
      正直最近は楽天経済圏からも足が遠のいてますが、久々に様子をみてみようかな、と。

  4. 優待型セゾンアメックスゴールドで年11,000円で最安回数無制限PP運用中だけど、このままだとこっちにも改悪の波が飛び火しそう。

    • どもども。
      セゾンアメックスがどうなるかは、気になりますね。
      この動きは全般的に広がっていきそうな気がしてますが、もし変更がないようなら、自分もセゾンアメックスを検討したいなと思っております。
      ただまぁ他社の動きをみるに、危なそうですね。。。

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