JR四国「バースデーきっぷ」の買い方・使い方・「伊予灘ものがたり」の予約方法など

電車に詳しくないので、「バースデーきっぷ」を使った旅程の計画を練るのは、大変だった。
特に「伊予灘ものがたり」まわりは、もっと早くに準備しておくべきだったかなぁ、と。

いろいろ、メモにて。

以下、詳細。

※2017/03/31追記
2017/4から「バースデーきっぷ」の価格体系が変更となった。
JR四国「バースデーきっぷ」が2017年4月から値上げ。ただし割安な「普通車 自由席用」を新設。 – やじり鳥

JR四国「バースデーきっぷ」の購入方法

「バースデーきっぷ」は、四国の「みどりの窓口」で購入できる。
当日や前日に、現地で購入可能。
誕生月内の好きな開始日を指定して、3日間有効なチケットをもらう。

「みどりの窓口」の営業時間は以下を参照。
駅/ワープ支店のご案内:JR四国

四国に到着後でなく、「事前に購入したい場合」はどうなるか?

まず、大阪なら梅田にある「ワープ支店」でも売っている。
駅/ワープ支店のご案内:JR四国

全国で使える手段としては、ネット通販もある。
売っているのは、JR四国ツアーの「夢四国」のみ。

下記の「お申し込み」リンクからの購入となる。
http://www.jr-eki.com/service_ticket/htm/shikoku/birthday.html

ログインして購入したい場合は、あらかじめ「夢四国」で会員登録をしておくと良い。
ショッピングモール夢四国(四国旅行、JR四国ツアー、お得なきっぷ、宿泊予約、四国特産品のショッピング)

なお、ネット通販の場合、「ゆうパック」の送料が500~1000円必要となる。
東京の場合は、648円。

また、「出発の11日以上前でないと、ネット通販では購入できない」。

旅行開始日は、本日より10日以後の日をご入力ください。(10日以内の開始日は、お申込みできません。)

「事前に入手」して、何かメリットがあるか?
これは、「伊予灘ものがたり」に乗りたい場合にポイントとなってくる。

「伊予灘ものがたり」を「バースデーきっぷ」で乗る方法

愛媛の代表的な観光列車、「伊予灘ものがたり」。
観光列車「伊予灘ものがたり」 – JR四国

レトロモダンの凝った内装。
車窓を眺めながらの、テーブル席。
運ばれてくる、地産の食事メニュー。

「伊予灘ものがたり」は全席「グリーン車」指定席だが、「バースデーきっぷ」は指定席だろうが、グリーン車だろうが、無料。
なので、「バースデーきっぷ」で「伊予灘ものがたり」に無料で乗ることができる。

ただし、「伊予灘ものがたり」は他の特急と違って、速攻で指定席が埋まる。
このため、「バースデーきっぷ」を当日現地で購入してから、「伊予灘ものがたり」に乗ろうと思っても遅い。
空席問題以外にも、後述する「食事券」の問題がある。
早めの予約が必要。

そこで、先ほどの「夢四国」でのネット通販の出番。
「バースデーきっぷ」を購入する際に、「希望列車あり」にチェックを入れると、指定席を予約することができる。
「伊予灘ものがたり」はここで予約。

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「伊予灘ものがたり」の運行は土日や祝日なので、運行予定日をあらかじめ確認しておくこと。
空席状況|観光列車「伊予灘ものがたり」 – JR四国

また、「伊予灘ものがたり」では「食事」も大きな楽しみの1つだが、この「食事代」は別途必要となる。
(「バースデーきっぷ」でも無料ではない)

「食事券」の手配は、「夢四国」での購入時、「記事」欄で記入する。
(自分は結局買わなかったが、電話でJR四国にきいた)

ちなみに、空席の有無に関わらず、食事券の手配は「4日前まで」なので注意。

自分は、↑のもろもろに気付くのが遅く、出発10日前をきっていたので、「バースデーきっぷ」のネット購入&食事券の購入ができなかった。
キャンセルが出ていることに望みをかけて、前日に「みどりの窓口」で確認したが、空席はなかった。
※当日空席があったのとしても、食事券は4日前までなので、メシ抜きになるけど
※公式ページの空席表示は、たまにしか更新されずリアルタイムでないので、実際にはキャンセルが出ている可能性も、一応あるらしい

まとめると、、、

1ヶ月前 「伊予灘ものがたり」食事券の予約開始
11日前まで 「夢四国」での「バースデーきっぷ」注文
4日前まで 「伊予灘ものがたり」食事券の予約締め切り

まぁ、1ヶ月前には「バースデーきっぷ」と「伊予灘ものがたり」の指定席予約&食事券を買うつもりでいた方が良い。
「伊予灘ものがたり」は4本あり、それぞれ景色と食事が違うので、複数乗る場合は特に早めに計画した方がいいかな、と。
指定席の競争率は激しいので、マジ早めの予約を推奨。

「伊予灘ものがたり」以外にも観光列車はいろいろあり、そこら辺は公式サイトを参照。
観光列車 | JR四国

「バースデーきっぷ」の使い方

「バースデーきっぷ」は普通の切符と同じように、改札機を通すことができる。
また、駅員さんに見せて通過も可能。

切符に「バースデーきっぷ」と書いてあるので、駅員さんにみせると、
「おめでとうございます」
と言われることが多い。

「パースデーきっぷ」は「乗車券」。
指定席に乗るためには、各駅にある「みどりの窓口」で、指定席券をもらう必要あり。
「バースデーきっぷ」を見せて乗りたい電車を伝えると、無料で発行してくれる。
(その際にも「おめでとうございます」と言われる笑)

下記は、松山-伊予大洲の「指定席券」の例。
「バースデーきっぷ」の判子が押されている。

確実に指定席が欲しい場合は、上述のようにネット購入時に同時予約する必要がある。
ただまぁ、自分が乗った土日では、指定席が埋まっている電車はなかった。
基本、空いてたな。

逆に言うと、特急でも「自由席」に乗るなら、「みどりの窓口」に行く必要がなく、「バースデーきっぷ」のみでそのまま乗れるので、楽ちん。
自分は、面倒な時は「自由席でいいや」と、そのまま改札を通過していた。

なぜかというと、、、

「指定席」?「グリーン車」?

四国の特急、「指定席」って車両の半分くらいしか、なかったりするのね。
先頭1車両だけ、その前半分が「指定席」、後ろ半分が「自由席」、みたいな。

例えば↓の指定席は、座席に青いシートカバーで「指定席」と書いてある。

↓は、車両の向こう半分が指定席(青いシートカバーあり)の写真。

「指定席」と「自由席」は、座席等に違いはない。

ということで。
自分が四国に行ったときは、どうせ空いてるし、「自由席でいいや」となったのね。

座席のクオリティが違うのは、「グリーン車」。
「グリーン車」がどの列車にあるかは、「列車編成」をみると分かる。
http://www.jr-shikoku.co.jp/01_trainbus/jikoku/hensei.pdf

「×」(黒背景の白抜き×)とあるのが、グリーン車らしい。

自分は結局、グリーン車は1度しか乗らなかったが、乗ったときは明らかに座席が違ってビックリした。


※「JR特急しおかぜ」のグリーン車

ちなみに、自分は「四国一周」したので、どちらかというと郊外の普通電車に乗る時間も長かった。

こっちはこっちで、まぁ、風情はある。

「バースデーきっぷ」は一部のバスにも対応

「バースデーきっぷ」が対応しているのは、JR四国。
また、土佐くろしお鉄道にも対応している。

その他、JR四国バスの路線バスにも対応している。
自分は使わなかったけど。

JR四国全線(宇多津〜児島間を含む)及び土佐くろしお鉄道全線をご利用いただけます。
JR四国バスの路線バス〈大栃線(土佐山田〜アンパンマンミュージアム前〜大栃間)、久万高原線(松山〜久万高原〜落出間)〉がご利用いただけます。
※サンライズ瀬戸号、高速バスにはご乗車いただけません 。

http://www.jr-eki.com/service_ticket/htm/shikoku/birthday.html

松山や高知の路面電車は、会社が違うので対象外。

ちなみに、「奈半利駅」-「甲浦駅」ルートのバスも、対象外。

乗降履歴を残すなら「Yahoo路線」アプリ

どの電車に乗ったか、「乗降履歴」を残したい場合は、Yahoo路線の「ルートメモ」機能が便利。
https://transit.yahoo.co.jp/my/routememo

  • 無料で使える
  • PC、スマホアプリで同期
  • 50本まで登録可能

現地でスマホアプリから路線検索をして、実際に乗る場合だけ「ルートメモ」で保存する。
楽ちん。

旅行後に情報を拾い上げる際には、PCの「Myページ」から「ルートメモ」を見ればいい。
乗った電車の「時間」や「距離」、(本来の)「料金」が分かる。
※指定席やグリーン車も検索オプションで指定可能

自分がその方法で拾い上げた乗降履歴は、↓に書いた通り。

JR四国「バースデーきっぷ」はお得か?実際に「四国一周」で乗車した全区間の電車代をチェック。

また、出発前の計画時にも「ルートメモ」を使うと便利。
「ルートメモ」は時系列に表示されるので、計画時にメモったものと、当日に乗ったものは、後からでも区別可能。
50件まで登録できるので、どんどんメモっておくとよいと思う。

その他、「Yahoo路線」は、バスにも対応している。
空港からのリムジンバスや、「奈半利駅」-「甲浦駅」のバスも履歴を残すことができる。

もろもろ、かなり便利です。

アプリ自体もよくできていて、出発アラームや到着アラームを設定可能。
路線検索した電車の、「到着○分前にバイブでお知らせ」、みたいな。
ちょっと寝たい時とかに使える。

路線図や、景色が美しいポイント

路線図はどれが便利か?

とりあえず、公式サイトにいろいろある。

時刻表・運賃・列車編成 | JR四国
駅ナンバリング:JR四国
※pdfをダウンロード

その上で、「車窓からの眺め情報」や「駅弁情報」も1枚の路線図に入っている地図として、「全日本鉄道旅行地図帳」が使いやすかった。

車窓からの景観が良い地点と方角が分かるのが、超便利。
その区間にきたら、写真を撮るべく準備しておく、と。

あと、自分はこの本に記載の「駅弁」を、いろいろ食っていった。
駅弁全てが載っているわけでなく、有名どころのみチョイスして記載されているので、代表的な駅弁が分かってよい。

JR四国「バースデーきっぷ」(3日間)を使い、電車で四国一周。車窓を眺めながら食べた駅弁のメモ。

本としても持って行ったが、四国全図の路線図をコンビニでスキャンして画像にし、iPadにも入れて持っていった。

かなり便利なので、一度本屋で中身を確認してみると、いいかもしれない。

その他、どんな景色があるかは、ネットなどでチェックするなど。
http://find-travel.jp/article/3444

「車内販売」や「駅そば」の情報

電車内で駅弁や飲み物を買うことも考えていたが、特急での「車両販売」というのは、今では少ないらしい。
JR四国では、いったん全廃されつつ、少しだけ復活営業している。

四国旅客鉄道(JR四国)では2003年(平成15年)10月にいったん全廃した(代わりに飲料の自動販売機を設置)が、2009年3月19日から実施した予讃線・土讃線の特急での試験的な再開を経て、同年8月1日より予讃線の丸亀・高松駅 – 観音寺間の「しおかぜ」・「いしづち」の一部列車と土讃線の丸亀 – 琴平間「南風」の一部列車で正式に復活した。
車内販売の営業をしていたJR四国の子会社である高松駅弁の解散に伴い、2014年5月31日で一旦営業を休止していたが、JR四国の子会社であるステーションクリエイト東四国が車内販売の営業を引継ぎ、2014年6月21日から「しおかぜ」の一部列車と「南風」の一部列車で営業している。
但し営業区間は丸亀駅 – 観音寺駅・琴平駅間などのごく短区間である。

車内販売 – Wikipedia

JR四国側の情報。
車内販売のご案内:JRおでかけネット
※「しおかぜ」、「南風」の項

結局、自分は一度も遭遇しなかった。

このため、駅弁を買いたい場合は、基本は駅で購入することになる。

その他、駅グルメとしては、「駅そば」。
「駅そば」は、下記など参照。
駅そばWikiトップページ – 駅そばWiki

チャンスがあれば食おうと思っていたが、今回は駅弁ばかり食って、「駅そば」はくえなかった。

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